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あのボタン何に使うんだよ。

出会いと別れのAirPods Pro

「きっとこの出会いは無駄じゃなかった」

例のごとくダラダラ長い記事なので今回の記事の流れ

購入に至った経緯


その男はフルワイヤレスイヤホンを悩んでいた。それはもう
かの国の王や民を思う主が如何様に国の定めを決めていたのかには詳しくないが、きっとその決断の重さはあの時の男(僕)の気持ちと同じだったに違いない。
この男は片耳しかなくなってしまったフルワイヤレスイヤホンを自粛の影響で使用シーンが減ったとはいえ4か月ぐらい使っていたのだ。
何が悩ませるのかというと、選択肢が多さである。値段のレンジも広い。
音質に激烈なこだわりはない。強いて言うならこだわりのあるレビュワーの人が「普通に聞けます」ぐらいのことを言ってるやつにはしたい。
ワイヤレスイヤホンは本当にストレスフリーで便利である。そして、この男はワイヤレスイヤホンの代替えをそこそこしてるがそのどれもが基本的に紛失か故障している。そんな高いものを使っていないので故障は仕方ないんだけど。

といったところで選定基準はおおむね下記の通りだった

  • 再生時間はバッテリー抜きでも最低連続5時間ぐらいはあってほしい(充電込みで24時間でも1回3時間はちょっと短い。)
  • できれば1万円ぐらいがいい
  • 欲を言うならANC*1を使ってみたい
  • 基本的にAndroidを使っている(一応iOS端末はある)
  • 片耳ずつ使うこともあるのでフルワイヤレスであればもっと良い(ヘッドフォンは今回はナシ)

結論からいうとこの条件に合うそこそこレビューがいいフルワイヤレスイヤホンは執筆時点ではほぼ存在しないと言っていい。(なくはないんですよ、なくは。)

ではなぜほとんどあてはまらないといっていいAirpodsPro*2になんでしたのかというと「気の迷い」である。ある種高額商品を買う上で重要な要素といってもいいだろう。もっと言うと「悩むのに疲れた」のである。高いものを買えばとりあえず大丈夫だろう精神だ。
SONYのWF-1000XM3が外れた理由はなんかケースも本体もデカいし、iPhoneに完全に移住する計画もあるからもうこっちでいいやというものである。深い意味はない。音質はSONYの方がいいらしいですね。

使用の感想

素人目線であげていこう。
音質は本当にズブの素人なので雑なことを言っておくと多分普通の人が聞いて不満に思う音ではないというところである。逆に言うと3万円の音かと言われると、「うーん」なのかもしれない。劇的さはないがイヤになるくせはないというところか。

着け心地はとてもいい。圧迫感も少なくなにより軽い。忘れるというレビューを見るが本当につけていることを忘れる。そしてさらに言うとつけたままでも生活できそうである。

メイン機がAndroidなのでそれに繋いで使うのが基本だったが、脱着の認識以外はANCも含めてほとんど満足に使用できる。ステムのカスタマイズなどは対応していなかった。切り替えも簡易なのでAndroidユーザーも是非。
パっと触った感じ以下のアプリを使えば若干だがiOSでの使用感に近づける。

play.google.com

バッテリー残量とかがわかるやつです。有料のフルバージョンがおすすめ。(あまり効きがよくないが脱着認識も有効にできる)

 

今回初のANCイヤホンなので比較ではなくシチュエーション別でどう感じたかも書いておこうと思う。
1.自宅
自宅はそこそこ閑散としたところなので外がべらぼうにうるさいということはない。ようは生活音がある環境で、ということだが、これがまぁ本当によく効く。図書館より静かだろう。
2.通勤(電車)
これは感動したと言うよりこういう感じか、という感想。無音の世界に行くと言うよりはANCをオフにしたときに現実ってこんなにうるさいんだと認識させられる感じ。車内アナウンスもわりと聞こえるし、特に駅のホームで電車に来ることに気づかないとかそんなレベルではさすがにかった。
3.オフィス
これはちょうど雑音の環境としては自宅と車内の間ぐらいだろうか。ちょっとした活動音や空調などはほぼ消えており、さらに話し声こそ消せないが、どうやら気配は消してしまってるようでANCオンだと近づいてこられても気づかないことが結構あった。

紛失と交換


さて、ここからが本題である、ここまでのインプレッションは2020/7/28に購入し、8/2まで使用した際に得たものである。
そしてこの記事の執筆時点では「右のイヤホンがなくなっている」
ここで高額購入を思い悩む男のツイートを見てもらいたい。

購入の経緯にも書いたが基本的にワイヤレスイヤホンは紛失か故障を経て買い替えている苦い思い出がある。今回はそうならないように大事に使う予定

だったのだ。

8/2僕はちょっとばかり買い物にでかけており、ついでにAirPodsProのケース*3とカメラバッグ*4を購入し、浮かれに浮かれていた。
これから続く僕とAirpodsProの人生を想像してニヤニヤしていたりもした。この時のこの男の表情は今となっては遺影にふさわしいものになったと言えるだろう。

そして帰り道に月ノ美兎の新作アップロード*5を見て心を躍らせてAirpods Proの蓋を開けた。

あれ?

とりあえず1回閉じてもう1回開けた

ないじゃん

胃がひきつり、額になにか冷たいものが流れるのを感じた。蒸し暑い帰り道のことだった。荒木飛呂彦作品だったらスタンド攻撃だったのに。

行動1
Airpods Proを「探す」を実行する
(あんまり関係ないけど前回のスマホをなくして探した記事はこれ)
ただ運の悪いことに基本的にAndroidで使用していたため最後にペアリングした場所が綺麗に出ず、しかも片方だけ無くしていたため場所の特定はほぼ不可能だった。さらに新しく買ったカラビナつきケースでぶら下げていたため月ノ美兎の動画をみようとするまではケースの開け閉めすらした記憶もなく、なくなったタイミングにとんと検討がつかなかったのである。

行動2
あきらめて交換を注文する( ᐛ👐)パァ
Appleのサポートページを見てもらうのが早いし、正確だが*6、補償に入っていないと片耳で1万円ぐらいかかる。払ったよ。入ってなかったから。みんなは入ろうね。お兄さんとの約束。

まとめ

人類はフルワイヤレスイヤホンと和解せよ

*1:アクティブノイズキャンセリングのこと。簡単にいうと+に-をぶつけて0にするみたいなやつ。強力なものだと別世界に行ける。

*2:価格は3万円ほどでバッテリーも連続4~4.5時間

*3:

 今回買ったのはこれ。たぶんコイツがわるいとかではなく、運が悪かった。一応仕様上はまちがえて空いちゃうのを防ぐ機能もあるみたい。かわいい。

*4:

カメラバッグはこれ。超入る。用途によってカバンがかなり分散していたが、だいたいこれで完結するようになった。有難い。

*5:月ノ美兎の新作アップロードっていうのはこれ。なんだこれ。なんでオフボーカルなんだよ。

youtu.be

*6:support.apple.comサポートページはこちら。とりあえず落ち着いてここを読もうね。