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あのボタン何に使うんだよ。

いいじゃん、モバイルSuica

敬虔なキャッシュレスの民からしてみればおそらく至極当然の風景であろうモバイルSuica
使ってみたらとんでも便利だったという私的レポです。

普段はPiTaPaのポストペイ機能に思いを馳せながらSMART ICOCAを使っています。
使っていて感じる不便な点は以下の通り。(2019年1月の話なのでもしかしたら今後改善されていくかも)

 

・ここらへんが不便

まず一つはクレジットカードに連携しているのに筐体からしチャージさせられず、しかも3000,5000,10000円しか選択肢がない。もちろん、JR以外の筐体では現金チャージしか出来ない。しかもクイックチャージ用の筐体がよく使う駅にほとんどなく*1、普通に乗り越し精算の列に並ぶこともしばしばである。

二つ目は便利機能の微妙さである。ポストペイ*2はできないし、もちろんICカードなのでモバイルアプリなどから残高を増やしたりみたいなこともできない。SMART ICOCAはクレジットカードに連携してそっからチャージさせられる以外の便利機能が搭載されていないのである。悲しい。

 

これがどれくらい不便かというと毎月そんなに定期区間外に遠出をしないのにいざ200円ほど足りないとなった時にクイックチャージを使うとなると3000円からしか選択肢がない(僕がセコイのもあるけれども)。ここで現金にし始めるといよいよメリットを発揮できない。色々とシステム的に制約があるのだろうが、現金で500円からチャージが選べるのに、なぜクレジットカードからは3000円からしか選べんのか。そして仮にクイックチャージをしようにも結局なにかしらの筐体の前には行かなければいけない。

といまいちキャッシュレス感もないうえに、列に並ぶ煩わしさなどから一切解放されておらず既存のノーマルICOCAとそこまで便利さが変わらんのでは...?という疑問の渦に飲まれていた。

 

モバイルSuicaの場合

そしてモバイルSuicaGoogle Pay経由)は前述のほぼ全てのストレスを解決しているGoogle Payに登録済みのクレジットカードからチャージ可能で1円単位でチャージできる*3。電波通じる場所であればいつでもチャージ可能で金額も自由と来ている。最高である。
つまるところ列に並ぶ必要もなく、必要な金額を改札に入る前に好きな場所でチャージすればいいのだ。改札に入ってから予定よりも遠い駅で降りることになれば、電車の中でまたチャージすればいい。しかもFelicaの反応はとんでもなく良い。別にICカードとなんら遜色はないスピードで反応してくれる。
とりあえずのデメリットとして思いつくのがSuicaなので東日本以外ではどう転んでも定期券を作ることができないことだろうか。これもまぁ定期券を使っていなかったりするなら余計なカードを1枚持ち運ばなくても良くなり、何でもかんでも完璧である。

 

僕の使用状況としてはQUICPAY持ちでGooglePayに登録して直接利用できるクレジットカードがないため、そのために登録したKyashのカード経由でモバイルSuicaにチャージしている*4

 

SMART ICOCA、スマートじゃないじゃん、と気づいてしまったそこのあなたはぜひ1度お試しあれ。登録方法とか使い方は注釈3にあるリンクでいい感じに説明してあるよ。
おサイフケータイFelicaの機能が必要です。その他モバイルSuicaGoogle Payの使用環境などは自分のスマホなどをよくご確認ください。

*1:場所によっては近日撤去しますという表示すらあった

*2:改札通過時に不足分をチャージする機能。PiTaPaに導入されており、最近この機能が使えるエリアを拡大した。

*3:JR東日本:モバイルSuica>Android端末をご利用のお客さま>Google Pay

*4:ちなみにKyashの電子カードに手元のクレジットカードで自動残高追加しているのでフローだけでいえば二度手間ではある。